貴重な一分か、無駄な一分か
さて、いままでたくさんのテストを受けてきましたが、私がテスト中に強く感じたことがございます。それは、テストの最後の一分の使い方です。およそ一時間のテストの最後の五分、見直しに追われていることもあれば、まだ最後の問題までたどり着けていないこともあります。問題を解いて時計を見るたびに時間が進むので、非常に焦り、体が熱くなってくる時間帯ですね。そういう中で、最後の一分になります。集中を最大に高めて、一問でも多く解くための貴重な一分でしょうか。教室の前にある時計だとこんな感じですね。
(図の解説:短針がテストが終わる35分を今にも指しそうだが、まだ指してはいない!)
最後ぎりぎりになって自分の間違いを見つけると非常に焦りますね。
ところで、たぶん残り一分くらいだ!という時になって、漢字をもっと読みやすくなるように書き直したことはないでしょうか。
〈ぼくの思考回路再現〉(国語のテスト終盤)
テスト時間残り一分くらいになる
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文章問題の見直しをする時間はない!
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漢字の見直しを一問でもやっておこう(漢字を眺め始める)
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あれ、この"はらい"はもう少し丁寧に書いておいたほうがいいかもしれないぞ
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いや待て、せっかく分かって書けている漢字をわざわざ消して書き直している間にチャイムがなってしまえば大惨事だ
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でも多分あと数十秒は残っているから書き直せるか?
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なんて考えている間にも時間はどんどん過ぎているぜ…。
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書き直すのはやめとこ
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(チャイムが鳴る)
やっぱ書き直してる時間あったなあ…。
という感じです。我が思考の順序がわかりやすくていい書き方でしたね。しかし逆接が多くてすみません。
この逆で、作文の結びの部分を書き直そうとして消したところで、終了のチャイムが鳴り響いてしまい、最高に気持ち悪い終わり方をしている完成していない作文を提出したこともあります。作文の途中まで評価してさんかくつけてくれた採点者様には感謝しています。それにしても勿体ないですねぇ。
このように、書き直そうとした時に突然針が動き、失敗してしまえば元も子もありません。では残り一分くらいになったらなにも手をつけずに終わるのを待てばいいのかというと、それももったいない気がします。テストの最後の一分が貴重なのか無駄なのか、これからも最後の一分の過ごし方を追究してまいります。